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連休を利用して、メトロポリターナで紹介されていた角田光代さんの「いつも旅のなか」を読んでます。
全篇を通して語られる角田スタイルの旅は、ちょっと小汚い(おっと失礼。)フリーのバック・パック格安の旅、でも、ガイドブックの安全情報を熟読するとっても小心者。 もう20代の頃のようにタクシーやレストランを我慢する必然性はないのに、なぜか若い頃からのスタイルが抜けないとぼやく(「旅と年齢」)。誰にでも一つや二つ心当たりがあることですごく共感するとともに、作家とは自分のカッコ悪いことをこんなに叙情的に描けるものなのかと、舌を巻きます。 全24篇のエッセイには、角田さんの撮影した写真も添えられていて、これがまたいい味を出しています。独断と偏見で選ばせてもらうなら、日本の女性が好きで好きで、親切にした女の子を追っかけて日本まできたのに、(行きずりの恋だと)冷たくされてしまうオーストラリア男性の話(「コノミ」)。 この話のほかにも、物売や現地の人に親切にされて困るというエピソードがいくつか出てくるのですが、自分が旅でモテナイ理由がわかった気がしました。往復の飛行機、宿泊先、移動手段、目的地さえ”がちがち”に決まっている予定調和な旅行をしていたら、出会うことさえ難しいのね、と。 なお、「コノミ」が気に入った最大の理由は、話の筋が好きということもありますが、途中に挿入されているアカカンガルーの写真が気に入っていることのほうが大きいです。このブログのプロフィールに使用しているように、私は、かなりのアカカンガルー好き。前足を軽く組んで全身投げ出すようにして、横寝する姿は、茶の間に寝そべってTVをみるオジサンそのもの。 角田さんが撮影したカンガルー君は、左を下に寝そべっているのですが、カンガルーにも、利き手・利き足があって、左利きのヤツは、右を下に、右利きのヤツは、左を下になんてことはないんでしょうか? いつも旅のなか★★★★★ 角田 光代(著)
by orapu-travel
| 2007-09-16 22:41
| 旅の本棚
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