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シズンSizun を出てから約20分ほどで、到着。
今度は、一本道なので、迷わず着いた。"Centre de ville(町の中心)"の看板に沿って走ると、程なく教会に行き着く。門も尖塔も細部にまで装飾が施されていて、ちょっとタイの寺院に似ている。神は細部に宿るってことなんだろうか...。 門をくぐると、待望のカルヴェールが目に飛び込んでくる。朝の雨がうそみたいに、晴れ上がり十字架を見上げるととてもまぶしい。サンテゴネックのカルヴェールは、台座が矩形。中央の十字架に磔にされたキリストを取り囲むように、キリストの生涯が彫刻で表現されている。 もともとは、教会に入れない人にも信仰を広めるために作られたものという。そのためだろうか、あるものは、泣き叫び、舌を出しあざけり、口をへの字にして押し黙り、目をむき、嘆き悲しみ...実に表情豊か。少しコミカルですらある。 サンゴネティックのカルベールは、ゴルゴダの丘を十字架を背負っていくところから復活までの場面を描いたもの 磔のキリストの裏の面はピエタになっている。中央の柱の脇の2本には、キリストともに磔になった盗賊の姿が描かれている。 納骨堂は、売店になっていて、絵葉書や本を売っている。反対側には、十字架からおろされたキリストを取り囲み、聖母マリアたちが嘆き悲しむ群像の塑像が展示されている。同じ構図の塑像をブルターニュのあちこちで見かけた。 正面向かって右手にうずくまるのが、マグダラのマリア。嘆き悲しむ姿がとてもリアルで、頬には涙の粒が。
by orapu-travel
| 2007-04-29 11:30
| 旅の記録・ブルターニュ
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